７月：文月（ふみづき）

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◆七夕（７日）
七夕も桃の節句や端午の節句と並ぶ、五節句のなかのひとつです。
星祭りともいわれ、１年に一度しか会うことを許されない彦星と織姫の話は有名です。
またこの日は、裁縫の上達を願う女の子たちのお祭りでもあります。

◆笹飾りの短冊
七夕は、お盆の前のけがれを清める行事でもあり、身を清めるために水浴びなどをしました。
その身を清める行事が人形に移ったものがひな祭りで、七夕では笹飾りに移行しました。
笹飾りにけがれを移して、川や海に流すようになったそうです。
笹飾りは、６日の夜に飾りつけ、７日の夜に取り込みます。
昔は、これを川や海に流していましたが、今は環境問題があるので、ゴミへと出します。
七夕の笹飾りに願いごとを書いた短冊をつりさげると、願いごとが叶うと信じられています。

◆ちらしずし
七夕の日のご馳走といえば、ちらしずしですが、何故、この日に食べられるようになったかというと、昔は普段の食事が質素でした。
せめてお節句であるこの日ぐらい、栄養のある食事を！ということで、さまざまな具の入った栄養価の高いちらしずしが食べられるようになったそうです。

◆そうめん
天の川に見立てて、そうめんを食べる風習のある地域もあります。

◆小暑（７日頃）
二十四節気のひとつ。
暑さが増してくる頃です。

◆大暑（２３日頃）
二十四節気のひとつ。
暑さが最も厳しくなる時期です。

◆土用（２０日頃〜１８日間）
もともと土用とは季節の変わり目の日のそれぞれ前１８日間のことをいい、年に４回あります。
今では土用の丑の日、土用干しなど夏の土用だけが親しまれ、夏の季語にもなっています。

◆土用の丑の日（ウナギ）
土用の期間中、丑の日にウナギのかば焼きを食べるようになったのは、江戸時代あたりから。
エレキテルなどの発明で知られる蘭学者の平賀源内が、ウナギ屋に頼まれて「土用のウナギ」を江戸中に広めたとか。
土用の丑の日の頃は、暑さが最も厳しく体力の消耗も激しいころで、栄養価の高いウナギを食べることで夏バテ予防をするというのは理にかなっています。
ウナギには、不妊にも良いとされるビタミンＥも多く含まれて入ます。

◆土用しじみ
鉄分の多いしじみも「土用しじみ」といわれ、古くから滋養強壮の食品と知られています。
養価の高いちらしずしが食べられるようになったそうです。
しじみには、不妊にも良いとされるビタミンB12、鉄分等も多く含まれています。

◆土用干し
雨が比較的少ない土用の頃は、虫干しに適しています。
梅雨のあとの土用干しは、カビやダニ防止に効果的です。
締め切ったタンスや押入れは、湿気がこもるので、ぜひこの時期に虫干しをしましょう。
衣類は、直射日光を避け、風通しのよい場所に干しておきます。
衣類を干すまでの時間が無くても、窓を開けて、タンスの戸や引き出し、押入れの戸を開けておくだけでも湿気が逃げていきます。

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